
浅煎り
Colombia(100g)
ベイクドアップル・カカオ
サーマルショックとアナエロビックとモスト
1,890円(税込)

ドロドロのナチュラル系です
FLAVOR PROFILE
《Aroma/香り》チョコ・アップル
《Flavor/香味》チョコレート・ベイクドアップル・グリーンアップル
《After-taste/後味》スウィートロングアフター
《Acidity/酸質》シトリック(オレンジ・レモン)
《Sweetness/甘み》ブラウンシュガー
《Body/ボディー》ミディアムボディ
《Mouth-Feel/口触り》スムース

TSUKIKOYAオーナーの感想
サーマルショックとアナエロビックでナチュラル仕上げにしたドロドロ系コーヒーです。(モストもされています)
このタイプのドロドロ系ナチュラルは久しぶりです。焙煎中に強烈なアップルパイの香りがしてきました。焙煎直後のカッピングでは、ベイクドアップル、チョコレート、トロピカルアシディティ、フローラルとそんな印象でした。そのまま楽しむのも良いですが、実はシナモンインフーズドを数粒ブレンドしちゃうのもアリかもしれませんね。
暑い日が続くので、味の強いものもお楽しみいただけるのではないでしょうか。
【おすすめの抽出】
※この手のドロドロ系ナチュラルは、発酵の特性から発酵感が感じられることがございます。そんな時は蒸らしをしっかりして、攪拌は弱くするのがおいしく入れるコツです。
浅煎り:○カスタムウォーター=85〜88度 ○水道水=85~88度 ○浄水=85~88度
お好みに合わせてお楽しみになってください。

INFORMATION
エリア : Huila
農園名 : Buenos Aires
標高 : 1,750m~1,800m
品種:Sudan Rume
生産処理 : Natural (Tharmal Shock & Anaerobic)
インポーターによる商品詳細
希少品種スーダンルメ
スーダンルメ品種は、1940年代にアフリカのスーダン南部、特にボマ高原(Boma Plateau)周辺で発見されたアラビカ種のコーヒー品種のーつです。
エチオピア原産のアラビカ種の一つともみられていますが、ブルボン(Bourbon)種の突然変異から生まれたと考えられており、原種に比べて生育が早く、耐病性の高さも特徴の一つです。耐病性に加え華やかで明るい酸味、繊細で複雑な風味、とろりとしたボディ感など風味が優れています。一方で、収量が多くなく、適切な栽培環境でないと良質な品質になりづらいため、生産量は限られています。
実は、香味特性の優れたスーダンルメは、遺伝子学的にゲイシャ種の遠い親系にあたります。各国の研究機関において、カップクオリティの向上を目指す目的で、交配用の素材として使用されてきた品種のひとつです。コロンビアの研究機関「Cenicafe(セニカフェ)」でも導入され、そこから生産者へと伝播、今やコロンビアの有名農園でも栽培されています。2015年のWBCではスーダンルメを使用した競技者が優秀するなど、スペシャルティコーヒー市場でも注目の品種です。
精製工程:
1.収穫と選別 ── ブリックス糖度計で24〜26°Brixの完熟したチェリーのみを手摘みし、ディフェクト豆や未熟豆を取り除くために水に浮かべて浮力選別を行います。
2.オキシデーション ── コーヒーチェリーを開けた状態のタンクに48時間入れ、その間、微生物の活動を促進するためにモスト(コーヒーの果汁)を入れて循環させ、pH約4.5を目指します。
3.サーマルショック ── 嫌気性発酵の前に、チェリーを約50℃の温水で洗い、分子構造をほぐして発酵しやすい状態に整えます。
Leira
4.嫌気性発酵 ── 密封容器の中で約35度の温度環境で約80時間発酵させます。発酵を調整するために、チェリー5kgあたり約1gの醸造酵母(S. cerevisiae T58)を入れることもあります。
5.機械乾燥 ── 発酵が完了すると、チェリーを機械乾燥にかけます。約12時間かけて水分値を約18%まで落とします。
6.天日乾燥 ── 乾燥用のハウスの中で、水分値が約11%になるまで約15〜20日間乾燥させます。